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パーティーの予告

序章




僕は伝えたい。これを読んでいる人全員に。
僕がこの小説を通して何を伝えたかったのか。それは皆それぞれ感じ方が違っていいだろう。それが小説の特徴なのだから。読む人によって それなりの感じ方が違う。しかしどこか一つだけ、読む人全員が感じる部分があるだろう・・。それがこの小説は決してただの"ホラー"ではない 事だ。約数ヶ月、この小説を通して自分も変った。感性が豊かになった感じがする。
思い出してほしい。ここで読んだ小説は覚えてなくてもいい。だが、僕は信じている。この小説のセリフ、そしてインパクト。それらを 頭のどこかに入れておいてくれる事を、僕は必ず信じている。いつか、皆さんが人生に躓いた時、勇気となれば幸いだ・・・。


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 「ピイーーーーーーー」
 僕は自分を見ていた。ベッドで静かに目を瞑る僕を見ていた。なぜだろう。 僕は宙に浮いている。隣のなにやら細かな機械が置かれてあり、その一つのモニター がついている装置には心拍数が0と表示されていて、テレビでよく見る細い線はすっと一線だけを描いている。死んだ?
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 ああ、思い出した、すべてなにもかも。一億円争奪ゲームは僕の見た最後の夢だったんだ。
 そう言えば何年か前に僕はバイクで交通事故にあってから、この病院で植物状態になったままだったんだ。
 今見えるベッドの僕はすやすやと眠る子供のようだ。周りにはお父さんに弟。それに医者に彼女、 それに克也に毎日のようにお見舞いに来てくれていた交通事故にあわせてしまった青年がいる。みんな申し訳なさそうな顔をしている。
 「どうしたんだよみんな。俺は目を覚ましたよ」なんて言葉は遅い。
 そうだ、気がついたことがあった。
 ここにいるみんな、僕が勝手に夢に登場させてしまった人間だ。ごめんなさい。
 今考えたら、最初に死んだ。アクセサリーをつけた女は思い出すと、自分を置き去りにお父さんと離婚したお母さんだ。
 そしてそのお母さんに着いていってしまったのが危険な女と自分で呼んでいた姉ちゃんだ。
 ウエスタン風の橋川は以前から尊敬していたミュージシャン。
 お父さんは考えると明彦だ。名前も一緒だ。男でひとつ俺達を育ててくれたな。ありがとう。
 弟は修二だ。名前も同じだ。金髪の髪はいつもと変らない。
 医者はよく見ると南桐にそっくりだ。スキンヘッドなのは一緒だ。
 克也はそのまんまか・・・。ふっ、喧嘩もしたけど人一倍感受性が強い男だったな。
 赤い帽子をかぶった鷹野は、飲酒運転で俺とぶつかった人間だ。最初は怨んでやろうと何度も思ったが、 本当は根の優しい人で、毎日お見舞いに来てくれる内になんだか許せるような感じになってきた・・・。
 そして彼女はそうか・・・。そうだったのか。彼女の名前は大橋幸恵。性格も夢どうりだ。付き合って一年だけど凄くやさしい彼女だったな。
 それに黒マスクは死んだおじいちゃんだったかもしれない。
 そして黒の男・・・。現実に自分自身が抱いていた不安や妬みが固まった俺の心そのものだ。長い夢だったが、 かなり満足した夢だ。
 ・・・・・たぶんこれが人生最後の夢だろう。
 生まれ変われるならまた幸恵と出逢いたい。
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 朝にパーティーの予告状が届くのはなんだったんだろう・・・。
 僕の長く短い人生はここで幕を閉じた。最後の夢は永遠に僕の中で物語を語り続けるだろう・・・。



本当の相関図

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